z.ohnamiのラフロイグ。

エンタープライズでのアジャイル開発

渋谷テクニカルナイトに行ってきた。テーマは「エンタープライズでのアジャイル開発」。エンタープライズという響きに引かれた。僕はSIerに属しているが、とっておきの開発プロセスウォーターフォールモデルに毛の生えたようなやつだったりする。つまり規模が大きく工数も多く、エンタープライズっぽい開発をやる組織にいる。その会社で僕は巨大な開発プロセスに準拠した社内の標準化活動をしている。アジャイルなんて日ごろ実践していないから、とても新鮮な気持ちで話を聞くことができた。
http://www.ibm.com/developerworks/jp/evangelist/events/080917.html

なぜ、今アジャイルが必要か?

まとめるとこんな感じだった。

    • 近年は短い期間で納品を要求される
    • 顧客側だって、最初から自分たちが求めているものを正確に把握しているわけではない
    • オブジェクト指向プログラミングと相性がいい。リファクタリングやテスト駆動型開発を適用しやすい

ほかにも、要件定義や設計とかに半年、一年と時間をかけていると要求そのものが時間とともに劣化してしまい、出来上がるころには大して魅力がないシステムになってしまうことがあるとおっしゃっていた。時代遅れの仕様を実現した場合でも顧客の要件を満たしたことにはなるけれど、それは本懐ではない、と。

アメリカはどうなのか?

アメリカでもアジャイルを適用しているプロジェクトは全体で25%くらいらしい。これが日本だと5%くらい。全体って何の全体だって確認するのを忘れた・・そういうことを躊躇なく質問できるようになろう。あとは質問するとしたら成長率・傾き具合も重要な要素だ。普及する要素としては次のようなものがあるらしい。

    1. トップダウンによる変革
    2. 内製でシステムを作る文化 → SIerに丸投げしない
    3. コンサルタントによる啓蒙活動が盛ん

"2."はとても素敵なことだと思う。なぜかというと、アジャイル云々よりも自社で動いているシステムそのものに愛着がわくだろうという理由から。最近、私はこれが重要だと思う。そりゃそうだ。自分であれこれ考えて実装して使っているシステムなんてこれほど愛しいものはない。アジャイルという観点だと、ユーザーに近い位置の人が開発に参画するから意見のフィードバックをより多く手に入れることができる。"3."は私が知らない世界だった。アメリカのコンサルタントは自分で書籍を書いて、本に書いてあることを現場で実践させようとするらしい。アジャイルをネタにして本を書けば、その人はアジャイルを現場に対して推進するわけで、自然と普及する仕組みが出来上がってくるらしい。でも、日本人だって本書いてるよね。翻訳でも。

決してウォーターフォールモデルが悪いわけではない

けれど、ウォーターフォールしか手段がないのは問題なのかもなって改めて思った。後は自分たちでプロセスとか仕事の仕方を考える文化を作ることが必要だと思った。アジャイルが流行ってきているから、とかそんな理由で鵜呑みにして方法を採用するのはよくないことだと思う。

講師のプレゼンが参考になった

スライドの内容が端的で、語り方もハッキリしていて難しい言葉を使わないスタイルはとても勉強になった。僕も取り入れよう。

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